今回のコラムでは、日本で最も人気のハコ車レースであるSuperGTにおけるSUBARUの活動についてお話ししたいと思います。

まずはその略歴です。SUBARUは以前からSuperGT(当時はJGTC)に参戦しており、GT内唯一のAWDマシンとしてインプレッサで参戦していました。(FR方式の時もあり。)2008年にマシン、ドライバー双方に厳しいといわれるマレーシアのセパンサーキットで行われたレースで優勝。AWD方式のマシンで初の勝利となりました。2009年以降は、ベース車のインプレッサがハッチバックとなったこともありレガシィB4で参戦。2010年まではAWD方式で参戦しており真夏の長丁場、PokkaGTで優勝。翌年からはFR方式にスイッチされます。その年には伝統の”夏のPokka”2連覇、そして第7戦の勝利と、シーズン2勝は印象的でした。そして2012年からはBRZでシーズンを戦っています。未だ表彰台には届いていませんが、今シーズン1戦を残して最高4位という成績です。

さて、ここで正直に打ち明けてしまうと、私がSUBARUのSuperGT参戦に興味を持ったのはほんの数年前からです。2008年まではやはりWRCの印象が強く、オンロードで戦うSUBARUにはなかなか目を向けませんでした。しかしこの年にWRCからの撤退が発表され、私を含め「戦うSUBARU」を愛するファンたちは心のよりどころを失っていたのかもしれません。そうした中でWRCを戦っていたボクサーエンジンであるEJ20を背負ったマシンに気持ちが寄っていくのにはそう時間はかかりませんでした。これに加えて、私がSuperGTでSUBARUを応援するのにはもうひとつ理由があります。それは”日本代表”として戦っているからです。現在のGT300を取り巻く環境としては、海外の規格のマシンが有利な状況となっています。特にストレートスピードでは、大排気量のエンジンと比べ明らかな差が生じてしまっています。時に6.0L V12や5.2L V10を搭載したマシンを相手にレースすることもあります。それにめげず、コーナリング性能、そしてドライバーのセンスやチームの総合力でもてる最大のポテンシャルを引き出して戦う。そんな姿が私には非常に魅力的で、心惹かれるのです。

私はこの、小さい体で大きな体の相手と対峙する。というのをどこかSUBARUという会社としての戦い方と重ねているのかも知れません...。


懐古主義のスバリストより